武庫女心理では、学生のニーズに合わせて臨床系・研究系・実用系の三つの科目群を設定しています。学生たちは、これらの科目群を目安にしながら、自分自身のキャリアをイメージして心理学を学んでいます。
今日ご紹介するのは実用系科目群の「プロジェクトマネジメントの実践」という授業です。実用系科目群は心理学をビジネスに活かすため、消費者心理学やコミュニケーション論などの科目から構成されています。そのなかでも「プロジェクトマネジメントの実践」は、心理学を実際の企業社会で活かすことを念頭に、仕事場面のプロジェクトとはどのようなもので、プロジェクトをマネジメントするにはどのようなスキルが必要かを体験的に学ぶ科目です。
受講生は二年生で、「心理学についてはいろいろ勉強してきたけれど、それを実際にどのように実社会で活かせばよいかまだわからない」という学生たちです。この科目を担当するのは三菱電機株式会社で実際にプロジェクトマネジメントを業務としておられる実務家教員の菅谷先生です。会社での実体験も踏まえながら、「会社でプロジェクトを運営する」とはどのようなことかについて講義していただいています。
今日学んだのはプロジェクトの「スコープ」についてです。プロジェクトが取り組むべきことをどのように設定し、どのように整理すればよいのかについて、受講生それぞれが考えた”My Project”をベースに考えていきました。武庫女での心理学の学びと、それを実用的に使うためのさまざまな学びを組み合わせて、学生それぞれのキャリアを切り開いていってほしいと思っています。 (文責: 尾崎)


