ー社会実践実習Ⅰの現場レポートvol. 14ー
「社会実践実習Ⅰ」は、オープンキャンパスを実践的な学びの場として、学生自身が心理学科の魅力を発信することを目的としたPBL (課題解決型学習) 科目です。オープンキャンパスにご来場いただいた皆さまに、改めてお礼を申し上げます。
今週の授業では、以前に学んだKPT (Keep・Problem・Try) フレームワークを活用し、自分たちのプロジェクトの振り返りを行いました。さらに、次週に予定されている全体報告会に向けて、発表の準備も進めています。講師の菅谷先生からは、プロジェクトに関わったそれぞれの学生に対して、ひとつひとつ丁寧なフィードバックをいただきました。また、成果報告のプレゼンテーションについては、「ストーリーを意識すること」が大切だというアドバイスもありました。
学生たちは、自分たちのプロジェクトを、「準備して、がんばった」という説明にとどめず、「なぜこの企画を行ったのか」ーその意図や想いを明確にし、来場者にとって意味ある体験となるよう工夫を重ねたことが伝わるようなプレゼンテーションを目指しています。
2年生後期から始まった「プロジェクトマネジメントの実践」から3年前期「社会実践実習Ⅰ」の1年間の活動を振り返る中で、たとえば、来場者が自然に質問しやすいよう工夫した展示の動線、他グループの調整作業など、目には見えにくいけど重要な「小さなイノベーション」の積み重ねがあったことに改めて気づいています。
その成果を、自分たちの言葉で伝えることが、この科目の最後の課題となります。(担当:尾崎 拓、三好 智子)


