ー社会実践実習Ⅰの現場レポートvol. 6ー
この授業を受講しているのは、心理学科の3年生たちです。全体の約3分の1が終了したこの時点で、受講学生のうち2名に、授業についての感想をうかがいました。
インタビューに応じてくれたのは、「花」さんと「月」さん。お二人は同じグループに所属し、現在進行中のプロジェクトの企画・運営にも積極的に取り組んでいます。
—この科目 (社会実践実習Ⅰ) を受けてみようと思ったのはなぜですか?
花さん: 座学の講義ではなく、実習系の授業のほうがしっかり勉強できそうだと思って選択しました。就活にも活かせそうでしたし。
月さん: シラバス (大学の授業の概要が載っている資料) をみると、プレゼンの機会がたくさんありそうな授業だとわかりました。いまの自分に正直足りてない部分だと思ったので、大学にいる間に経験しとこうと思って受けました。
—実際どうでした?
月さん: プレゼンの機会、たくさんありました。他の人たちがプレゼンしているのも見られて参考になります。
花さん: 話を聞くだけじゃなくて自分でも動かなくちゃいけない授業だから楽しいよね。
—これまでこの授業を受けてみて、どんな感想をもちましたか?
花さん: 就活にめっちゃ活かせそうだと思いました。ガクチカ (就職活動で聞かれる定番の質問で、「学生時代に力を入れたことはなんですか」) でも、この科目のことを話せそうだと思っています。プレゼン耐性もついたし。
月さん: 私も、就活でこの科目の経験を活かせられたらと思っています。単に「こういうプロジェクトを経験した」というだけじゃなくて、その結果「こういう自分になれた」というふうに表現できたら、そして表現できそう、に思います。
月さん: あと、この科目では担当してくださっている実務家の先生が「ビシっ」とコメントしてくれるなあ、と思います。
花さん: 「ビシっ」と言われるね笑。
月さん: 心理学の授業だけだと、「きれい事だなあ」とか「抽象的だなあ」と思うこともけっこうあるんですが、実務上の考えなければいけないこと、やりたいことを実現するために考えなくてはいけない制約、についても考える機会になっていると思います。きれい事ばかりではないところが、先生の話のおもしろいところです。
花さん: でもちゃんと褒めてもくれるよね。社会人に褒められるとちゃんとうれしいよね。
花さんと月さんが所属するグループは、いつも活発な議論が交わされ、授業の中でも特に盛り上がりを見せています。ディスカッションやプロジェクトの進行には難しさもあるようですが、学生一人ひとりが楽しみながら、主体的に考え、取り組んでいる様子が伝わってきます。
お二人とも、授業への取り組みや実感がよく伝わるコメントをありがとうございました!(担当:尾崎 拓)
