学生たちのプロジェクト運用の様子をご紹介します

ー社会実践実習Ⅰの現場レポートvol. 5ー

社会実践実習Ⅰの科目では、ほとんどの授業時間でグループワークをしています。オープンキャンパスをよりよいものにするために、学生たちは実際にどのような話し合いをしているのでしょうか?あるグループの話し合いの模様をお伝えします。

花: プロジェクトの概要を、ちゃんと文章にしよう!
雪: 顧客についても考えなあかんな。
宙: 「来場者を対象に、心理学科の魅力を伝える」は?
星: 「日常生活」というキーワードも入れようよ。
月: 概要のなかでなくてもいいけど、どの場所で展開するかも決めとかなな。
月: エレベーターも使えるかな?どうやって許可をとろうか。
雪: 概要はこれでいいね、目的も二行で簡潔にまとめよか。
宙: いやー、これはスコープで考えることじゃない?いや、憲章でいいのか。
花: 展示の内容はアンケートで集めるんだよね。他にも来場者にアンケートもとらなくちゃね。
星: でも来場者には他のアンケートもお願いするからなあ、どうしよ。
花: でもこのことばっかり考えてると時間がなくなるわ。あと6分でプロジェクトの対象範囲について決めちゃおう。

星: プロジェクト体制の書き方、ってどうすればいいんだっけ?あー、これだ。
花: 展示物の周りにスタッフをどう配置すればいいかっていうこと?
宙: それだけじゃなくて、グループがどう役割分担してプロジェクトそのものを進めるかじゃない?
花: そうか、誰がどの制作物に責任をもつかも考えておかないとね。
花: これはどこまで細かく書けばいいんだっけ?
星: 細かいほどいい?
月: 役割ってなにがあったっけ?アンケートでしょ。
星: 内容の集計でしょ、フォームを作るでしょ…
花: 内容の心理学の観点からの確認にいちばん時間がかかりそうじゃない?
月: いや、集計にも時間かかりそうだよね。
星: あとは印刷でしょ?
月: 大きさは?デザインも統一したいよね。
花: えー、今日はさらにWBSまで作らなくちゃ…!

学生たちは「戦略」を練ってプロジェクトを運用しようとしています。そのためにプロジェクト憲章という企画書づくりにも真剣に取り組んでいます。企業でのプロジェクトとその社内プロセスと同じですね。オープンキャンパスに来られるみなさんをお迎えするための様々な準備もしつつ、プロジェクトの運用方法について真剣に学んでいます。(担当:尾崎 拓)